旧海軍軍港めぐり Part 5 広島・呉編

この記事は元々「旧海軍軍港めぐり Part2 広島・呉編」として公開されていたものです。連番を振りなおしたため、タイトルを変更しています。

こんにちは。
前回の更新からもう半年以上も経過してました。
本当にこのシリーズ完走できるのか非常に不安になっています。
(ちなみに今回の記事は2019年3月14日の出来事になります。そろそろ1年経過……!)

今回はとうとう広島・呉編です。
前回の終わりと少し重なりますが、名古屋を発ったもののJRが遅延して先の読めない中、何とか広島へ辿り着いた所から始めます。

着いたら撮りたくなってしまう駅名標

広島駅に着いたのが23時半頃。
一晩過ごす予定のネットカフェまでは少し距離があったのですが、残念なことに路面電車の終電が過ぎてしまっていたので歩くことに。

が、歩いていると「あれ、今ってどこにいるんだっけ……。」とわからなくなってしまいます。
というのも広島の街と名古屋の街の雰囲気がどこか似ており、広島にいるのにまるで名古屋にいるような錯覚に陥ってしまうんです。つい前日まで名古屋にいたからというのもありますがけどね。(広島と名古屋の方、申し訳ない。)

まあ広島のほうが何というか凄い所でしたけど。
色んなモノが地面に撒き散らされていたり……、泥酔して横になっている人がいて、横を通り過ぎた直後に救急車が来て、救急隊の方々が声をかけていたり……

とにかく、逃げるようにネットカフェへ飛び込みました……。

翌日

昨晩は遅かったので、ゆっくりめに8時頃にスタートです。(早い遅いの基準は始発。)

その時間にはもう路面電車は動いていたので、小6の修学旅行以来、2度目の路面電車に乗ってみました。
普段乗る機会どころか見る機会も無いので、電車が車と一緒に走るのは新鮮でしたね。そしてよく揺れる。

広島駅から呉駅までは呉線で1時間ほど。
18きっぷで1日中電車に乗る人にとっては、1時間なんていうのはあっという間。

駅名標2

さっそく港の方へ向かいます。

一番最初に向かったのはここ。

普通の広場に見えるかもしれませんが、実はここ、旧海軍の戦艦、大和の甲板が実寸台で再現されているんです。

実は大和は呉で建造された船で、ゆかりの地なんですね。という事でこのような施設もあります。

大和ミュージアム 外観

戦艦「大和」を建造した軍港、日本一の海軍工廠のまちとして栄え、戦後は、世界最大のタンカーを数多く建造する明治以降の「呉の歴史」と造船・製鋼を始めとした各種の「科学技術」を紹介する博物館。館内には、零式艦上戦闘機六二型などの貴重な実物資料の他、船を中心とした科学技術の原理を体験・体感を通してわかりやすく紹介している展示室があります。毎週土日にはワークショップやサイエンスショーを開催しています。

大和ミュージアム -呉市海事歴史科学館-

こちらの施設にはあの戦艦大和の10分の1の模型があります。

大和の全長が263メートルなので、模型の長さは26.3メートル!!

その他にも、大和だけでなく呉の街の歴史や、様々な史料が展示されており、ボリュームたっぷりです。(食レポではない。)

次に訪れたのは、ほぼ正面にあるこちら。

街中に潜水艦

こちらは通称「てつのくじら館」です。

海上自衛隊呉史料館は、海上自衛隊佐世保史料館水上艦鹿屋航空基地史料館航空機と並んで、潜水艦と掃海を展示する史料館です。

海上自衛隊の有する資料の展示・保存等を通じて、海上自衛隊員の教育及び、広く国民一般等への広報活動により海上自衛隊に対する理解の促進並びに地域との共生に貢献することを目的としています。

事業の目的 | 海上自衛隊 呉史料館

この潜水艦、実は本物なんです。実際に2004年まで海上自衛隊の潜水艦として活躍し、海に潜っていた艦なんです。そしてこの潜水艦、なんと中に入れます。
(とは言っても全体どこでも入れる訳ではないので、そこはご注意ください。)

それでも潜水艦の内部に入れるのは、海上自衛隊が主催している体験会もしくは韓国にある北朝鮮の潜水艦くらいしかないので貴重な場所であるのは間違いないです。

(内部の写真がないんだ……。何で無いんだ……。)

そして、こちらの施設の中に食堂があるのですが、そちらで食べられる「あきしおカレー」がめちゃくちゃおいしいです。自信を持って言えます(根拠は最後に書きます)。本当においしいです。
口に入れた瞬間は甘いのですが、ピリッとくる辛さが後からきて、絶妙です。ぜひ一度でいいので食べてみてください。

そんな感じで、その後も色んなところを巡って……

旧東郷家離れ
旧呉海軍工廠塔時計

最後は一番のお楽しみ。クルーズ。

今回は「夕呉クルーズ」に参加してきました。

海上自衛隊では停泊中の船は朝8時に自衛艦旗を掲揚し、日の入りの時刻に後納することになっています。

夕呉クルーズでは、日の入り15分前に出港し、それを海の上から間近にみることができます。

今回は一番近かった「とね」だけを映していますが、まわりにある(映像にも映り込んでいる)艦すべてで同じことをしています。

ラッパも反響しているわけではなくて、各艦でひとりずつ吹いてるんですよ。

もちろん先に述べた通り、これだけではなく、停泊している艦の紹介もしてくださるので、その時に撮影した写真もご紹介します(ここからが本編)。

このブログでも度々登場する「かが」(DDH-184)
同じく「かが」。結構近くまで寄ってくれる。
こちらは輸送艦「しもきた」(LST-4002)
こちらは訓練支援艦「てんりゅう」(ATS-4203)の内火艇
船に載っている船。
格納庫をのぞき見。誰でしょうか。
「てんりゅう」、と同じく訓練支援艦の「くろべ」(ATS-4202)でした。
こちらは輸送艦「くにさき」(LST-4003)
先ほど登場した「しもきた」の妹に当たります。
8か月ほど前にオーストラリアにて出港時に埠頭にぶつかり、お騒がせした艦でもあります。(撮影はそれより前)
「くにさき」の艦橋
光の当たり方がお気に入りの1枚。
補給艦「とわだ」(AOE-422)
燃料や水、食料を搭載し、洋上で他の間に補給します。
同じく「とわだ」
このホース状のものを他の艦につないで、横に並んで補給します。
「くにさき」と「ぶんご」の後ろ姿
おそらく「くにさき」の艦橋
夕日を背にした「くにさき」

ということで今回はこれでおしまい。

この後広島駅に戻り、お好み村に行って昨晩食べれなかったお好み焼きを食べました。毎度のことながら写真はありません!

そして実は今回行ってから、この記事を書くまでに2度目の訪問をしています。
それが途中で書いた「あきしおカレー」がおすすめできる理由です。実は思い出効果なんじゃないかと2度目を食べたんです。それがおいしかったんです。なのでおいしいんです。皆さんもぜひ食べてください。以上です。

次回は佐世保編と言いたいところですが、恒例の寄り道回が挟まります。

どこに行ったか、(いつになるかわからない)次回の更新をお楽しみに!!

ではでは。

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